日々勉強、日々前進!

 

こんにちは、お久しぶりの齋藤です。

最近まで『今年もよろしくお願いいたします』なんて挨拶をしていたと思ったら・・・


もう、2月になってしまいましたっ。・゚゚(ノД`)ハヤスギ


2015年の上毛義肢は、心機一転!!

力を合わせ、今まで以上に何事にも全力で向きあってまいります。




そんなわけで、まずはスキルアップのために 勉強・勉強!


先日の2月8日、東京工科大学・蒲田キャンパスにて、日頃よりお世話になっております

義足メーカー otto bock さんのセミナーに参加してきました。

今回のセミナーは otto bock 最新パーツの紹介と、製作工程や実証例の紹介などを丸1日に詰め込んだ、充実のプログラム!


やはり新製品はカタログを見るだけではなく、実物に触れてメーカーのお話を伺うことで

自分の中のイメージが具体化され、ユーザーさんへ商品をお伝えしやすくなりますね・・・

写真を撮らせていただいたので、何点かご紹介してみます!!



まずは

足部の最新パーツ 1C10テリオン


MG1-3(低・中活動)向けの足部で、屋外での歩行や日常生活用として紹介がありました。

エネルギー蓄積タイプで軽量、なおかつフットシェルには指股付き!(といいつつ写真に指股が写っていなくて申し訳ないです・涙)

 

今後利用されるユーザーさんからも支持されそうな予感がしますね・・・



そしてなんといっても製作サイドにも気を遣っており、今までプレートだったコネクションパーツがキャップになりました(上写真の 赤丸の部分 がコネクションキャップ)

これにより足部の調整時やメンテナンス時に作業がしやすく、時間短縮が図れてなんともまぁ~、取り扱いやすい!!


従来の「コネクションプレート」

フットシェルの高さがくるぶしまであり、開口部にプレートでフタをするような形。

足部の微調整で必要な部分がシェルに隠れてしまう形状でした。

(写真は親指でシェルを引き下げています)

新型のフットシェル

 上の写真の「コネクションキャップ」を外したフットシェル。

 開口部が広く、微調整に必要な部分までがシェルより上に現れ

 るため、調整がかなり楽になります。

 実際に作業している人しかわからない違いかもしれませんが、

 こういう心遣いが嬉しいです!

 


さて、注目の 膝継ぎ手

2015年春発売予定 3E80


80と言えばイールディング膝ですが、3E?

Eって?

・・・なんと電子制御型でした!


 

従来の3R80より26mmも短くなり電子制御が付き

今までの80とは違った膝継ぎ手として登場しました。


・より高い安全性

・小股歩きでの歩行でも安心

・遊脚相での伸展抵抗が滑らかに

・階段下りや後ろ歩きでも高い安定性


と、とにかく高い安定性が売り!!




1回約3時間の充電で約96時間(4~5日)使用可能。

LEDランプで電池残量がわかる仕組みになっています。

安定性を求める・斜面や階段での歩行が多いユーザーさんに、オススメの一品!

ぜひ一度お試しを・・・と、宣伝してみますwww


あ!冗談ではなく、歩行にお悩みの方には「義足パーツの試着」をオススメしますよ!!

(これについては近々事務員がブログを書くと思います!)




午後のセミナーは、製作工程の紹介と実症例の発表を拝聴。


製作工程では、オットーボックライナーの紹介と6A40マグノフレックスの製作工程。

当社でもライナーご利用のユーザーさんが増えているので、“これは!”との思いで聞き入ってしまいました。

実症例では、同業者のお二方がotto bockの装具について「納品~アフターフォロー」までの症例を、共に発表してくださいました。


9:30 から 16:30まで。内容がぎゅっと詰まった濃いセミナーで、あっという間の1日でした!






こういったセミナーなどへ参加するたびに感じるのが「世の中は常に進化している」ということです。



最新のパーツを体感したいのか、10年前の情報で満足しているのか。


常に好奇心を持ち新しいものへのアンテナを張り取捨選択していくのか、

過去の知識にすがり、これからもただ同じことを繰り返していくのか。


「もし自分がユーザーの立場だったら、どんな技術者に担当して欲しいと思うのか」



これらの問いかけを胸に抱き、目標に向かって少しずつでも進んで行きたい。

結構むずかしいのですが「日々勉強、日々前進」を忘れずにいたいと思います。




当社も5年目という節目を迎え、今まで以上に飛躍して行きたいと考えております。

常に思いやりの心をもち、ユーザーさん・地域・社員の すべてが幸せになれる会社を目指し

頑張ってまいります!


というわけで、これからも上毛義肢を 末永くよろしくお願い致します(笑)



当日お世話になりました otto bock の皆さま、

ありがとうございました!


報告:齋 藤