ささやかな ひと工夫


こんにちは、半年以上ぶりのブログとなってしまいました。

常に会社の奥(事務所)に引っ込んでいるうえブログの更新をサボっていたので、存在を忘れられそうな事務員ですが


生きてまーーーーすっ|・ω・`)ノ゛←前回に続き2回目の主張




さてさて。

書く予定のネタはいくつか溜まっているので、消化していきますよ~!


今回のタイトルが何を指すかというと・・・


義足のフォームカバー(外装)です!!

骨格構造義足の お肉に見立てたスポンジ部分 のことですね。



※ クリックで拡大 ※


下腿(膝下)義足

大腿(膝上)義足



スタンダードな義足は上の写真のように ソケットから足部までをフォームで覆っている 状態ですが、今回 Mさん のご要望は「フォームカバーを膝までの長さにする」というものです。


左大腿義足

のMさんですが

ハーフパンツ

の下は・・・

こんな(右)

感じです!





当ホームページでは、以前にもユーザーさんのご要望に沿ったフォームカバーの形状をご紹介しました。

ご自分で着脱可能なマジック付きフォームカバーを希望されたのは、「2Wayを楽しむ!

 Iさん




フォームにしろソケットにしろ、もちろん当社からもご提案することはありますが、ご本人が抱えている気持ちを「言葉にして伝えていただく」ところから、その人のオリジナルが生まれます。

完成品の写真を撮っていて疑問に思ったので、突撃インタビューしてみました。



  事務員「Mさん、今回どうしてフォームカバーを膝までにしたんですか?」

  Mさん「車の運転で邪魔だったから(´∀`)」

  事務員「(・∀・)?」

  Mさん「アクセル・ブレーキって右足用でしょ?俺は左足で使うのに、邪魔にならないよう

      義足を内側に折るんだけど、膝のあたりのスポンジない方が楽なんだよね」

  事務員「なるほど!!」


ちょっと写真がわかりづらいですが、運転席でこういう姿勢になった時、義足のフォームカバーが膝を内側に曲げる妨げになるとのこと。

 

車のアクセル・ブレーキを左足操作用に改造することもできますが、お仕事で社用車(右足用)を乗るために左足での操作を練習されたそうで、その中で「フォームカバーは短い方がイイ」という考えにたどりついたようです

(※ あくまでMさん個人のご意見です)

 



一般的に「義足はこういう形でなくちゃ」みたいな概念があるかもしれませんが、当社は

ユーザーさんが一番使いやすい義足(装具)を作りたい というのがモットーです。


何でもそうですけど「ささやかなひと工夫」で使い心地が全然違ったりしますよね。

義足だけでなく当社で装具を作られる方には、いろんなお話しを伺えればと思います!

初めての方も、勇気を出して相談してみてくださいね~(๑´ㅂ`๑)