ようやく暑さのピークが過ぎたでしょうか。
でも当社は9月いっぱいは気を抜けません・・・お久しぶりの事務員です。
ロンドン・パラリンピックが閉幕しましたね。
正直、義肢業界に携わるまでオリンピックより遠い存在だったパラリンピック。
しかしいまは、うちの高橋のような身近に陸上義足で走る人がいたり、当社とも係わりのある高桑選手が今回のパラリンピックに出場するなど、なんだかオリンピックより身近でエキサイティングなイベントだったりします。
それは義肢業界と出会って私の価値観が変わったことが大きなキッカケだと思いますが、この「出会い」って本当に1つ1つが奇跡みたいだと、最近つくづく思います。
昨日まで知らなかった事を知って、世界が180度変わってしまうことだってありますよね。
当社でも、この2年間の間に様々な「出会い」がありました。
今回は、だいぶ経ってしまいましたが、先月納めさせていただいた義足をご紹介。
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ユーザーの方は、県外から当社のホームページをご覧になって来社してくださった K山さん。
いままで義足を作っていた義肢会社よりも近いこと、高速のインターに近いため県外からでもアクセスが良いこと などから、当社へお問い合わせをいただきました。
K山さん とは技術者たちがいろいろお話させていただき、お使いの義足での歩行に苦労されている K山さんに「より生活を楽しめるような義足を提供できれば」という意見を持ち、膝パーツの試着を経て、ご本人に満足していただける一本を納めることが出来たと思います。
今回提案した膝パーツで、K山さん の歩き方は目に見えて変わりました。
お使いだった義足では 不安定な歩行のため視線が足元に集中してしまい、歩幅も 腕の振りも小さく、下を向いて歩いていらっしゃる状態でした。
しかし 新しい膝パーツでの歩行は、足元が安定したため 真っ直ぐ前を見据え、腕を振り 胸を張って歩かれる姿がとても楽しそうで、ご本人の表情の違いも とても印象的でした。
「快適な日常生活をサポートしたい」 という当社のコンセプトにも通じますが、こういう時の笑顔をみられるのが この仕事の醍醐味なんだと思います。
K山さん のように、義肢会社を探していて このホームページから連絡をくださる方が 最近増えました。
当社の話をすると、たまに「義肢会社って群馬にもあるの?」と聞かれたりしますが・・・ (当社以外にもあるんですよ~)
そういう時、あまり目立つ業種ではないうえ、まだまだ情報量が少ない業界なんだな~ と思います。
でも ユーザーの皆さんには、もっと選択肢が増えて良いんじゃないかと感じています。
そのためには当社のような小さな義肢会社でも、微力ながら何かを発信していきたいと思い、1年前に手作りのホームページをスタートしました。
これからも、このホームページが「新しい出会い」のキッカケになれば嬉しく思います。
そんなこんなで、9月1日で設立から丸2年を迎えました。
本当に有り難いことに、たくさんの方に支えていただき、いろいろな事を教えていただき、叱咤激励をいただいて ここまできました。
まだまだ力不足ではありますが、これからも頑張ってまいりますので
今後とも宜しくお願い申し上げます!
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